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部下が言うことを聞かないと嘆く上司の方へ

 


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部下が指示を聞かず、間違いを指摘するとすぐにふてくされるので困っています

部下が指示を聞かず、間違いを指摘するとすぐにふてくされるので困っています株式会社スパイラルアップでは、「ほめ育」という独自の人材育成方法により、これまでに多くの企業の業績を上げたり、職場環境を改善したりと、直接的な成果につなげてまいりました。

昨今、「部下が言うことを聞かない」というご相談が急増しております。

中でも、「やる気が見られない」「注意やアドバイスをすると、ふてくされる」「スグに『辞めてやる』という」部下に悩んでいる上司の方が、スパイラルアップのセミナー受講~「ほめ育」導入で、みるみる元気になっていかれる事例が増えていますので、今回は、実際にあった事例をご紹介いたしましょう。

 

このページでは「部下が言うことを聞かない」状態だったのが素晴らしい仲間になってくれた 結末が書かれていますが、これまでの経緯について読まれたい方は、コチラをご覧ください

 

成功事例・導入企業様の声

電車を乗り継ぎ、店まで帰った私の頭は冴えわたっていた。酒の名残は消えてはいなかったが、強烈な使命感のようなものが、それらをすっきりと洗い流していってくれているような気分だった。

店には今日一日の閉店作業を終えた社員が残っているだけだった。
酒とタバコの匂いをスーツの端々から匂い立たせ、緊張した面持ちで頬を赤く染めている私を見た彼は怪訝そうな顔を見せる。私はねぎらいの言葉をかけ、彼を帰らせることにした。

店内の奥にある狭い事務所に入り、デスクのはしに並んだバインダーを手に取った。
スタッフの履歴書を納めてあるファイルだ。一枚ずつめくりながら、今いるスタッフ、辞めていったスタッフ一人一人のことをゆっくりと思い出していった。

ふと、ページをめくる手が止まった。
ほめシートに対して「こんなもの、やっている場合じゃないでしょ」と私につっかかってきた女性パートの履歴書だった。
ファイルから履歴書を取り出し、デスクの上に広げてみた。日付は7年前のものだった。

彼女の履歴書を上から順番に読んでいった。
名前を見て、名字は知っていたが下の名前はうろ覚えだったことに気付いた。どういう漢字なのかも初めて知った。
生年月日を見て驚いた、今月が誕生日だったのか。資格の中に自動二輪免許の記載があった。

彼女の履歴書は職歴から趣味に到るまで、丁寧な字で詳細に書かれていた。短大を卒業して就職をしたこと、結婚を機に退職をしたこと、子どもは少なくとも二人いることがわかった。
履歴書一つから、彼女の几帳面で、どんな物事にも丁寧に正面から接する姿勢が伝わってきた。
彼女の履歴書を読むのは初めてだった。彼女は私よりこの店の古株だったからだ。


しかしそれも今となってはただの言い訳に思えた。
そもそも興味を示していなかったのだから。
私はこんなにも彼女のこと、彼女以外のスタッフのことを何も知らなかった。彼女のこの性格を考えると、今までの私の行動はあまりにも不真面目なものだ。自分の上に立つ店長のそんな姿を見て、彼女はどんな気持ちだっただろうか。

初めて、私の中にスタッフたちへの申し訳ない気持ちが生まれてきた。誰がこんな店長に付いていきたいと思うだろうか。自分ばかりがいつも主語になっていて、人件費をコストとしてしか見ていなかった自分に、生まれて初めて嫌気がさした。


次の日から、私は少しずつでも変わろうと努力を始めた。ヒントとなったのは、同僚が教えてくれた「痛みに共感」だ。そのためにまず、自分の痛みをカミングアウトするところから始めた。

ミスをしたスタッフがいても頭ごなしに怒るのではなく、まず話を聞いた。
そして指導をしながらも、自分にも同じような経験があったことを伝え、励ますようにした。
シフト上がりのスタッフには「おつかれさま、明日もよろしくね」の一言。相手が返事を返さなくても、めげずに続けた。

お客様から喜びの声をいただいたときは、すぐにそれをスタッフに伝え、ほめるようにした。大袈裟にほめることはしなかったが、それでも何が良かったのかを、時には直接、時には『ほめシート』を使って具体的に伝えた。

すると一ヶ月が過ぎた頃、少しだけ変化があった。これまで埋まりづらかったシフトが埋まるようになったのだ。

二ヶ月が過ぎた頃、さらに変化があった。私自身がスタッフのできているところを見つけるのがずっと簡単になった。


そして三ヶ月が過ぎたある日、横ばいを続けていた売上が上がった。それだけではない。シフトの穴がなくなり、ライン不足がなくなったのだ。
シフトへの不安がなくなったことで今までよりもずっと働きやすい環境が生まれた。それを感じていたのは私だけではないようで、スタッフも今までよりもイキイキと、笑顔で接客をするようになったのだ。

するとそれを見たお客様のリピートが増えるようになった。試しに理由を聞いてみた。
あるお客様は「今までより店の雰囲気が良くなったから、また来ようと思うようになった」という意味合いのことを答えてくれた。

そこからはまるで波に乗ったかのように店は良くなっていった。売上は昨年対比を常に上回るようになり、店の雰囲気やスタッフ同士のコミュニケーションの機会が増えた。

スタッフが自主的に飲み会を企画して、私を誘ってくれるようになった。
売上がいいことで私自身も本部からほめられるようになり、自然と笑顔になる機会が増えた。

「店長、なんか最近はずっとイイ感じっぽいですね」
そんなスタッフの何気ない一言が嬉しかった。


そして半年後の研修の日、ついに「ほめ育」の成果を発表する5店舗の店長の一人に選ばれた。

当日、数十人の店長の前で自分がいかに素晴らしいかを発表しているとき、マイクを握る手の上に一滴の雫が落ちた。ほめシートに進言した女性パートの話をしているときだった。
彼女は今、私の最も頼れる右腕の一人になっていた。

半年前パートスタッフからほめシートを拒絶されたときの私は、もうどこにもいなかった。今となってはあの頃の自分を自分で指導したい気分だ。
そして当時の私と同じような悩みを抱えている人たちに、自分の体験を伝えたいと思っている。


こういった「自分を見直す」「店の状態を見直す」というチャンスをくれた「ほめ育」には、心から感謝している。




いかがでしたでしょうか? ホームページだけをご覧になっておられる方は、こんなに、上手くいくわけがないと思われるかもしれません。

しかし、ほめ育の成果が今、世界中に急拡大している状況からも、「ほめ育」が本物であるとぜひ、認識して頂きたく思います。
まずは一度、お気軽にセミナーにお越し下さい。
一日も早く、「ほめ育」で部下とのあつれきの悩みから解放されましょう!

 

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