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WEB連載「飲食店経営」共同企画「ほめ育」のススメ

 


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第6回「「見ているよ!」というサインを定期的に伝える」

ほめることが苦手な日本。しかし、ほめ育の根幹「ほめシート」なら、一度書いてみようかと思わせてくれます。

今回は、A4判1枚にまとめたほめシートの意味と活用法を、事例を交えてお伝えします。

当社スパイラルアップ・のミッションは「世界中の現場スタッフ・企業を輝かせること」です。

スタッフへの「ほめ育」とは、そのスタッフしか持っていない役割、能力、長所、技術を見つけ出し、それを引き出すこと。入社してくれたことに感謝し、ほめて育ててあげることです。「すぐに辞めてやろう!」と思って入ってくるスタッフはいません。

せっかく縁があって入社してくる従業員の能力を引き出してあげ、輝かせてあげ、ほめて育ててあげてほしいのです。

ただし、しつけは別です。駄目なものは駄目。叱り切ることも必要です。

そして、時代背景や労務コンプライアンスの現状を把握しておく必要もあります。

当社はアメリカにも支社があり、日米を行き来していますが、アメリカではマネジャーが部下を基準もなく怒ると、即訴訟を起こされ1000万円請求されることも珍しくありません。

先日、ハワイで飲食店を経営している方に「日本のマネジャーはまだ部下を叱っているの?」と言われました。怒る、叱る──定義は別として、ほめて育てるのはグローバル社会では、ごく標準だということを理解してください。

 

繁盛するために“行動”をほめる

このほめシートの特徴はA4判1枚にしていること。アメリカの心理学者ウィル・シュッツ氏が提唱している自尊心の3大欲求を満たすこと、さらにマズローの5段階欲求の5段階目の理論を1枚のシートにしています(図表)。

「ほめシート」の活用法

自尊心の3大欲求を埋めてあげること──まずこれをしなければスタッフは話を聞きません。話を聞いていても行動しないのです。スタッフは共感脳で行動している人がほとんどです。

プロセスを認めてあげなければ、モチベーションが継続できないのです。上司にほめられるために働いているスタッフも数多くいます。働く目的に「上司にほめてもらうために」が入っているならば、上司の働く目的にも「部下をほめるために」を入れなければいけません。ただ何でもかんでもほめるのではなく、基準を作ってほめる──繁盛店にするための“行動”をほめるのです。

そして叱ることももちろん必要です。ただ最近の世代は、叱ると一気にコミュニケーションが取れなくなるケースが多いのです。ガラスのハートの世代。ここで、ほめシートの「期待する」を活用します。叱ると期待は同じなのです。

そこで、ほめシートを活用した、ほめる会議をお勧めします。目的はベクトル合わせ。売上げが上がる行動を共有するのです。

 

スタッフはほめられることに飢えている

千葉県松戸市にある「ひょっこり ごん助」を紹介します。このほめシートを活用してコミュニケーションが円滑になり、売上げがぐんぐん伸びている飲食店です。

居酒屋を3店、ラーメン店を1店経営されている寺本幸司社長に、ほめシートの効果をお聞きしました。「ほめ育導入後、チームワークが明らかに向上し、助け合いの文化が強化されました。先日やむを得ない理由があり、社員の一人が自宅に戻らなければならなくなりました。すると各店舗の現場が自主的に自店のアルバイトに確認したり、社員同士でどこまでフォローできるかをすぐさま検討し、すぐにトラブル店舗に連絡。私が大丈夫か確認をする前に対応策の提案があり、各店舗が自主的に埋め合い、対応して動いてくれました」

「また、いじめに遭って中学生のときに不登校になり、通信制に通う、高校1年生の少年がいます。アルバイト先もまともに決まらず、勤めだしてもすぐにクビにされていました。スタッフの紹介で入店しましたが、遅刻を繰り返し、集中力も続かず、最初は仕事ぶりが不安定でした。しかし、年末の忘年会でほめシートをもらって感動し、覚醒しました。めきめき力を発揮し、今やキッチンの潤滑なオペレーションだけでなく積極的にホールでお客さま対応をしたり、自分の役割を自ら広げて自主的に働き、仕事が楽しい、毎日働きたいと言っています。そして、友達もここで働きたいと言っています」

いじめを受けて一度は不登校になった少年が、友達まで巻き込み始めました。本当にほめ育の仕組みが人を育てています。

現場のスタッフは、ほめられることに飢えています。ほめてあげること、認めてあげること、もちろん叱ることも大切です。重要なのは、言葉を惜しまず「見ているよ!」というサインを定期的に伝えること。伝わらなければ、存在しないのと同じなのです。

【今月のポイント】
ほめシートを活用して定期的にほめる会議をしよう。
上司の働く目的の中に部下を“ほめる”を入れる時代です。

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